日常の中でも ふと気持ちのいい空間に出遭うことがあります。

住宅街にぽっかりとある大きな空き地

のようなたまたま出来てしまったところであったり

道路に緑陰や四季感を提供する 手入れの行き届いた誰かの庭

のような人のつくった場所であったり

道標となる大木の社寺林

のような自然がつくるものであったり

夕方までにぎやかな商店街

のように或る人々のエネルギーの風景だったりします。


ほっとしたり、はっとしたり


そのような場所を

ごく自然に受け入れたり、新たにつくりだしたりすること


それが私たちのめざす設計です。



「環境」が重視されつつある今 「ランドスケープ」の分野は活動の場を広げていますが

薄っぺらな「緑」を商業的に使うことなく

つくりこむこと=デザイン ということでなく

とにかく空間を埋めるなにかをばら撒くのでなく


土地が持つ様相を読み

何を為すべきか、為さぬべきかを多元的・総合的に判断する

自然のちからや守人の手によって育つことのできる「エネルギー」と「寛容さ」を場所に吹き込む

そのようなことを

設計する中でいつでも わたしたちは追求していきたいと考えています。

 

(1999年9月)



ユニット・タネ

鎌 田 唯 史

鎌 田 あきこ








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