撮影:上・下/平井広之
撮影:中/鎌田あきこ




日本女子大学西生田キャンパス中庭改修



建設後20年を経た大学の中庭改修コンペにあたり、

求心性を伴う広場とは異なる「広場のない広場」を提案した。

曲折し横に伸びる2つの校舎に挟まれた幾つかの場所を

プロムナードを軸に緩やかにつないだこの空間は、

日常的にシークエンスの愉しみを提供しつつ、

イベント時には表層に縛られないフラットな大空間が広場機能を担う。


この「広がり」を作る一つのしかけとして、空間を狭めていた既存マウンドの一部を開削し、

その土留めとして長ベンチをコンタに沿わせはめ込んでいる。

これにより、広がりに面しつつ既存緑陰に抱かれた憩いの場が生まれた。


また、多摩丘陵の里山植生を残すこのキャンパスの特性を生かし、

繋がりのある植栽選択や植生移植プログラム提案等を行っており、

プロジェクトは今後も緩やかに継続する予定だ。


(鈴木陽子建築設計事務所と共同設計)


雑誌「新建築2011年7月号」に掲載

雑誌「ランドスケープデザインno.86」に掲載





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