玉川上水アパートメント'STITCH'



敷地は玉川上水のすぐ脇、

短冊状の敷地は江戸元禄期の新田開発に由来する。

近年宅地開発が進み、周辺では短冊状敷地の中に接道用の行き止まりの路が増えた。


ここでは風が抜けるように、通行者も抜ける、視線も抜ける、

そんな場所を作ろうと考えた。


既存敷地はケヤキの畑であった。

しかし一時期のケヤキブームが去って需要は減り、

混み合ったスペースで横に広がれずに、スリムな樹形の木立となった。

このケヤキたちをコートの中にそもそも立っていたかのように植えよう、

というのが建築家の発想であった。

そしてさらには、凛と立つケヤキの足元をしっかり見せたい、と。


全体の地面は土のような自然素材(煉瓦、チップ敷き、地被植物)とし、

その中にやはり建物が凛と立つイメージ。

そして敷地を縦断する路から各住戸へと続く小路は、

日常的にストレスのないよう最短距離を結ぶ動線上にレイアウトしている。






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