土地にある石を活かす
南斜面の緩やかな斜面に畑が広がる東御市。火山噴出物で覆われた土地で、水はどんどん浸透するし、すごい勢いで下っていくしで、水に苦労していた土地だと言います。この地におよそ40年前、日本で初めて生チーズ作りを始めた夫妻のチーズ工房がいまも稼働し、技術だけでなく大切にしたい思いもともに、若いスタッフに引き継がれています。
その工房のリニューアルに、建築家宮本圭さん(SCENE DESIGN)から声をかけていただき設計参加しています。
写真は1期工事のピザ・ケーキ工房で、一般の人は中には入れません。屋根にも上れません(笑)。背後の仮囲いが2期の事務所・物販棟。2.5期のデッキ工事もほどなく始まり、3期はレストランの予定。
普段から草むしりも芝張もヤギの世話もスタッフさんがやっているので、ランドスケープにもとても思いが強く、創造的な現場です。