緑の学校イントロダクション開催
今年5月からかかわり始めた「里山のある町角in宇刈」のプロジェクト。
工事がいよいよ、というタイミングに、プロジェクト発表と「緑の学校」プレイベントが、「町の工務店ネット」主催で2日に渡って開催されました。
驚きの区画割りが作り出した9軒の住宅の真ん中の広々としたコモンひろば。そんなプロジェクトに興味を持って覗きに来た方、生き生きとした緑をどうやったら、という設計方面の方などが集まって、会話も楽しいひとときでした。
ものごとの整理や語りの上手な講師陣の中で、自分のふがいなさに落ち込みはします。しかし同時に、田瀬さんが「誰でもできる」と言っていた普及させたい数々の方法を、30年生の設計者として少しは誰かに伝えることができるのではないか、とも。
田瀬さんがランドスケープを担当した案件で竹林知樹さんがアクロス福岡と大串半島のプロジェクトを。神山大埜地の集合住宅については、西村佳哲さんが発注者側の設計へのリクエストや事業計画全体を語る神レクチャーがあり、そのあとに私は神山のランドスケープに特化して外でお話しする、初めての機会をいただきました。
生物資源科学がご専門の大澤啓志さんの里山論は共感するばかりで、裏付けや説明の仕方などなるほどだらけ。勉強させていただきました。
自分の恥ずかしさはさておき、もっとたくさんの人に宣伝しておけばよかったと後悔も。
今後の緑の学校の中でも、体験をシェアしながら、フィードバックいただきながら、と考えています。緑の学校は1年間で全4回の取り組みとなります。
それにしても現地は大変な暑さで、ご近所のアメダス「天竜」で全国一位の気温を記録していました。
何でかしらと思って検索すると、4年前の似た現象において考察されていました。
フェーン現象に加え、名古屋の熱が運ばれ、谷地形の天竜に流れ込む南風にさえぎられて浜松に熱が滞るという仕組み。今回の天竜の高温は、山を越えてきたフェーンに加え、名古屋を通った熱風が南の風に乗って多少運ばれたのかも?南風が吹いた時間に気温のピークがあり、その後気温は下がっていったようです。
関東の前橋の高温も、山側からのフェーンと南側からの都市熱の組み合わせとのことだから、本当に気の毒。
一つの家から、9軒のまちかどからでもできることをやっていきましょう。