選択剪定@神山大埜地の集合住宅
10月末、神山に向かいました。
種や枝から育てた生垣は嬉しい悲鳴?でしょうか、高木性の樹木も構成種となっており、1期工事のエリアは3年目に入ってぐんっと来て、いよいよ森となりました。田瀬さんが目指した「垣根越しのおしゃべり」は難しい状況。塞がず、日当たりや風通しを確保し、今後のありようも考えて剪定をするというのが今回の趣旨です。また、住民の方に参加していただき、ご自身の庭の生垣剪定にもぜひ生かしていただきたいと思うところです。
全体をどのように設計したか、生垣はどのような樹種構成か、剪定の順番とめざすイメージを私から伝えます。お住まいの方の中には「森がいい」というご意見もありますので、ちょうどいい頃合いを見つけたいと思いながら作業を始めました。
大きく育てる木を見極めながら、刈込剪定ではなく枝抜き剪定をする、ということで「選択剪定」です。
親子参加が複数いらしたのもなお嬉しかったです。徳島大学の先生と学生さんも体験に来てくださり、「初めて剪定鋏を持った」という若人が複数名。鋏の使い方から教えたのは正解でした。
剪定枝はバラしてバイオネストに。いつもは草ばかりなので久々の枝は嬉しい!と神山つなぐ公社の高田さん。外郭がごつくなりました。「やり方が分かったのでちょこちょこやります」「剪定、気持ちいい!自分に向いているかも」とおっしゃっていたそれぞれのお庭からも、これからどんと出るでしょうか。バイオネストがにぎやかになりそうです。
上からこども2+大人1が乗ってぐるぐる歩き、ちょっと崩れた山。枝先についた葉の処理も今回は少し楽をして、内側に差して様子を見ることにしました。
鮎喰川コモンでレポートを上げてくださったので、リンクを貼ります。https://akuigawa.com/letter/3266