立教新座中学・高校自然観察園

BUILD : 2010

敷地内にある寮を取り壊してスポーツ施設を増やす機会に、周囲の住宅地とのバッファーとなるエリアをどう計画するかという課題があった。将来スポーツ施設が拡張するかもしれないので、ハードなものは作りたくないという。そこで、もともと寮庭にあった小さなカエル池をヒントに、カエルの引っ越し先となる大きな池を中高生の環境教育用につくってはどうか、という提案をさせていただき、実施に至った。
池底は近隣の休耕田から運んだ土を幾度も突き固めて作り、池の水は井戸を掘って利用し、落ち葉溜めも設けた。通りからは、池周りの低木、マウンド、その向こうの桜、グラウンドと続き、立体的に緩やかな目隠しを形成している。

業務 ランドスケープ設計・設計監理
施主 学校法人立教学院
協働 マナ建築設計室(統括・スポーツ施設)
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